シエナ、カンポ広場

シエナ、カンポ広場 - シエナの中心
シエナはイタリア中部、トスカーナ州にある歴史ある都市です。フィレンツェの南約70kmに位置し、人口は約5万人です。シエナは人気の観光地であり、重要な文化の中心地でもあります。また、シエナにはイタリア最古の大学の一つ、1240年に設立されたシエナ大学があります。シエナは、貝殻の半分のような形をした美しいカンポ広場でよく知られています。
シエナの見どころには、カンポ広場(カメラ画像右)にある1297年から1310年にかけて建てられた中世の市庁舎、パラッツォ・プブリコがあります。マンジャの塔は、パラッツォ・プブリコの隣にある塔で、高さ約102メートル、シエナの素晴らしい景色を望むことができます。この塔は市庁舎の一部として建てられ、見張り台であると同時に、街の独立と強さの象徴でもありました。シエナ大聖堂(ドゥオーモ・ディ・シエナ)は、イタリアで最も美しい大聖堂の一つで、白黒の大理石のファサードと、ミケランジェロやドナテッロなどの作品で飾られています。
夏に2回、世界的に有名なシエナのパリオがカンポ広場で開催されます。これは、街の各地区が競い合う、ドラマチックで華やかな馬のレースです。単なるレースではなく、大規模な市民の祭典であり、街のアイデンティティを象徴する重要な一部分です。パリオはヨーロッパで最も古く、最も壮観なレースの一つであり、毎年何千人もの観光客を魅了します。レース開始前、カンポ広場は砂で埋め尽くされます。広場は何千人もの観客で囲まれ、興奮しながらレースを見守ります。シエナの17の地区(「コントラダ」)のうち10地区を代表する10人の騎手がレースに参加します。各コントラダは独自の色、シンボル、旗を持っています。馬は広場を3周走り、約90秒かかります。非常に緊迫感があり、ドラマチックなレースです。馬は裸馬で乗られ、騎手が落馬することもあります。しかし、1位になれば優勝できます。イル・パリオは単なるレースではありません。数週間にわたる祝祭、競技、パレード、そして伝統行事です。各コントラダにはそれぞれ独自の歴史があり、教会、博物館、そして祝祭があります。シエナのパリオに先立つ数日間は、歴史的な衣装をまとった儀式的なパレード、太鼓の音、旗手、そして馬への宗教的な祝福などが行われます。
このウェブカメラは Paesaggi Digitali によって提供されています。
詳細はウェブサイトをご覧ください。