ネパール

ネパールは、南アジア、インドと中国（チベット）の間に位置する山岳地帯の内陸国です。世界最高峰のヒマラヤ山脈と、標高8,848メートルを誇る雄大な世界最高峰エベレストがあることで知られています。国土は約147,500平方キロメートルと小さいながらも、亜熱帯の低地テライ平野から北部の雪を頂いた山々まで、実に多様な景観を誇ります。世界で最も高い14の山のうち10はネパールにあります。また、チトワン国立公園（サイやトラが生息）やサガルマータ国立公園（エベレスト周辺）など、ユネスコ世界遺産にも登録されている国立公園も数多くあります。首都カトマンズは文化の中心地で、歴史ある寺院や宮殿、色鮮やかな市場で知られています。ネパールの人口は約3,000万人（2024年時点）で、100を超える民族と多様な言語で構成されています。公用語はネパール語ですが、観光地では英語が通じる場合が多いです。トレッキング観光はネパールの主要な収入源の一つであり、ネパールはホスピタリティとトレイル沿いのティーハウス文化で知られています。ネパールへはカトマンズのトリブバン国際空港からアクセスできます。山岳地帯へは国内線が利用されることが多く、都市部以外、特に山岳地帯では道路網が限られています。